2024/3/31(日)
また1年度が終わりとなりました。
今年は転勤で仕事も変わり、引っ越して、彼女と別れて、また引っ越して、と忙しい1年でした。
引っ越しのために家探して家具インテリア見て回っている時間が長くて有意義で楽しい時間もあったけど、こんな無駄な時間を過ごすはずじゃなかったのに…と思うこともありました。
そんな3月、年度末ですが、
直近で見た映画の感想でも綴りたいと思います。
ゲイかもしれないと自覚する少年と、夏休みに村?街?にやってきたイケてる大人な学生がやってきて一夏を過ごすお話。
お父さん語りかける言葉は、何回でも聞きたい名シーン。
悲しみ痛みのために良かった思い出や経験までなかったことにするのは寂しいことです。
エンドロールのティモシーシャラメの圧倒的顔面力。
背景でのお母さんの食卓準備風景もまた心情に来るものがありました。
この手の同性愛をテーマにした映画は、忌避してるわけではないんですが、わざわざ見るテーマでもなかったのでこれまで見てなかった映画だったのです。が、これはLGBT当事者とか関係なく映画館で最後の最後までじっくり沁みたい良い映画。
描写も変なところはなく納得しながら見れました。
各種配信に無料で来てると思うのでオススメ。
こちらはいわずと知れたクリストファーノーラン監督の最新作。一番好きな監督と言えるぐらいには過去作品のファンです。
新作は原爆の父、オッペンハイマーの伝記物とも言える題材ということで日本公開が危ぶまれ半年以上遅れて、ようやくの公開となりました。
内容は原爆を巡るオッペンハイマーの成功と苦悩を描いた内容で、むしろ歴史エンタメとも言える巧妙な会話劇の中に原爆の恐ろしさ、危険性を訴えるメッセージを含んだ意欲作と感じました。
あくまでオッペンハイマーの体験したことをベースとした視点にこだわった作品となっていて、直接的な原爆被害を描くシーンはないのですが、事後にオッペンハイマーが参上を知って想像をするような描写があり十分とも感じました。
ロシア、ウクライナ問題を中心に世界全体に緊張感が走る情勢の中で、アカデミー賞の作品賞を授賞し、世界的な評価もされていることから、戦争や原爆への危機感をみなが再認識する作品として受け入れられたのでは、と想像するところです。
私の浅い知識ではアメリカ国内では、原爆のお陰で二次対戦を終わらせてやったのだ、必要だった!というスタンスで語られる事が多かったと聞きますが、それとは真逆とも言える演出の作品となっておりそれがアメリカで受け入れられたということに重要な意味があったように思います。
どうしても日本人としてはつらく感じる場面もあるのですが、日本人にも見てもらいたい重要な作品になったと思います。
監督のファンという贔屓目に見ても、映画館で、できればIMAXなどのラージフォーマットで是非、あのヒリつくような緊張感を味わってみてほしい作品です。
さて、3月末から4月にかけてバタバタとなかなか腰を据えて日記を書けませんでした。
印象的なイベントだけでもメモしておいたので、GWの隙に書き留めたいと思います。
安定のディレイ投稿で!
今年度もよろしくお願いいたします。